ホームページは、「1ページの写真の重さは6万バイト以下」が原則
【1】 ナローバンドとブロードバンド(1)
 ホームページをアップした頃(1996年)、次のような新聞記事を読んだことがあります。
 イギリスの一流のファッションモデルたちが、自分たちが着たり、デザインした衣装を、インターネットで販
売する会社を設立しました。一流の企業にホームページを作成してもらい、自分たちで確認し、世界に発
信しました。つまり、誰にも見てもらえなかったのです。
 しかし、注文もなく、まもなく、倒産しました。一流の企業の、一流のパソコン環境に対応する環境が世界
中のどこにもなかったのです。
 この新聞記事は、作る側の論理で作って、見る側の立場で作っていなかったということを伝えています。
 最近、光ファイバーを導入した人がいます。他の環境を経験していないので、「全ての人が光ファイバー
だったと思っていた」と教えてくれました。
 私は、「ダイヤル接続」が堪らなく遅いので「I S D N」に変更し、その環境でホームページをアップしま
した。すると、あちこちから、「表示に時間がかかり、ジリジリする」という苦情が届きました。つい、今の環境
でアップしていたことに気がつき、「ダイヤル接続」時代のホームページに戻しました。
 私のような体験のない人には、「ダイヤル接続」の人に見てもらうよう、お勧めします。
【2】 ナローバンドとブロードバンド(2)
 最近、ある実験をしました。1メガバイト(100万バイト)の容量のページをダイヤル接続・ISDN・ADSL・光
ファイバーの人に見てもらいました。
 表示に要する時間と表示を待てる時間をお聞きした結果が以下の通りです。
種 類 表示に要した時間 表示を待てる時間 これでは、多くの人
が逃げていきます。
ナロー
バンド
ダイヤル接続 11分30秒 10秒以内
I S D N 4分05秒 5秒以内
ブロード
バンド
A D S L 23秒 5秒以内
光ファイバー 0.5秒 3秒以内
(1)ダイヤル接続とは、ダイヤルアップ接続のことで、電話回線を使ってインターネットに接続する方式です。
(2)I S D Nとは、デジタル通信の国際規格で、インターネット接続中も、電話が使用できる方式です。
*(1)と(2)がナローバンドです
(3)A D S Lとは、高速大容量のデータ通信が出来るようにした通信技術です。
(4)光ファイバーとは、距離に関係なく、A D S Lより高速大容量の通信が可能な通信技術です。
*(3)(4)がブロードバンドです。
【3】 ブロードバンド普及率(総務省2006年3月:兵庫県は2軒に1軒がナローバンド)
都道府県 合計 DSL FTTH CATV
契約数 普及率 契約数 普及率 契約数 普及率 契約数 普及率
全国平均 23,285,037 46.2% 14,517,859 28.8% 5,457,697 10.8% 3,309,481 6.6%
兵庫県 1,027,952 46.5% 612,964 27.7% 270,101 12.2% 144,887 6.6%
【4】 1秒間に遅れるデータ量
ダイヤル接続 56Kbps 5万6000ビット 7000バイト この数値は最良の時で
混雑している時はこの
数倍も遅くなります。
I S D N 128Kbps 12万8000ビット 1万6000バイト
A D S L 47.00Mbps 4700万0000ビット 587万5000バイト
光ファイバー 100.00Mbps 10000万0000ビット 1250万0000バイト
(1)1ビットとは、8分の1バイトのことです。
(2)1バイトは、半角英数文字の1文字分です。漢字・ヒラカナ1文字は2バイトです。
(3)1秒間にダイヤル接続が送信できるデータ量は、日本語で3500文字です。
(4)1秒間にダイヤル接続が送信できるデータ量は、日本語で8000文字です。
【5】 実証しました(4万7371バイトの写真なら、大丈夫!!)
 この写真は4万7371バイトです。日本語で2万3685文字分です。
 ダイヤル接続では、6秒から7秒かかります。10秒以内ですから、大丈夫です。
 I S D Nでは、約3秒かかります。5秒以内ですから、大丈夫です。
 いくら素晴らしいページでも、待てる時間をオーバーしては、誰も見てくれません。
 素晴らしく、しかも、軽く。ここが苦心のしどころです。