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今、年齢も考えず、私が取り組んでいるJavaScriptです(重さ3kb)。←ここをクリック
009 重いファイル(PDFなど)の将来性・発展性を考える
【1】 Windows95とISDN時代から得た教訓-「軽くてシンプル」がベスト
 私は1996年にWindows95(IBM)のパソコンを購入しました。ここでHTML言語に別れを告げ、ホームページ
ビルダーV3(IBM)に移行しました。1999年に動画を編集するためにWindows98(ソニー)を購入しました。画
像取り込みや編集機能は問題なかったのですが、5分以上の作品を作ろうとすると、よく、フリーズにあいまし
た。2003年WindowsXPを購入し、光ファイバーを導入しました。
 ディスクトップパソコンが3台になりましたので、2003年9月7年間連れ添ったWindows95(IBM)と別れを告
げました。その間ホームページをこの愛機とNTTのISDNで送信・受信してきました。そこで得た教訓は、「シン
プルで軽い
」がベストだということです。「シンプル イズ ベスト」です。
 ワードも一太郎もWindows95時代の物が軽くてシンプルで、WindowsXPになるまで使っていました。ワープロ
代わりに今は、ホームページビルダーV3を使っています。
 ホームページビルダーV3もWindows95時代の物です。定期講座など色々な所で、小学生から80代の方ま
で、「軽くてシンプル」で、簡単に覚えられるので、喜ばれています。
【2】 全ての人に見てもらう前提のホームページは、1ページ6万バイト以下
 ブロードバンド(広帯高速通信回線)が騒がれていますが、現在ブロードバンドの使用者は3分の1で、残り
の3分の2はダイヤル接続1秒間に5万6000ビット=1ビットは8分の1バイトなので7000バイトなので、
1文字が2バイトと計算すると3500文字送信)やISDN(1秒間に12万8000ビット=1万6000バイト送信)です。
 ここに象徴的な出来事があります。10年ほど前、イギリスのトップモデル達が自分達のブランドをインターネ
ットで販売することにして、イギリスのトップ企業にホームページを依頼しました。彼女達が見ても、それは満足
のいく作品に仕上がっていました。しかし、この販売は見事、失敗しました。
 その理由をご存知でしょうか。トップ企業のパソコン環境は当時としては抜群でしたが、受信する環境は劣悪
なものでした。その素晴らしい作品は容量が重く、誰一人としてダウンロード出来なかったのです。つまり、作る
側の環境でホームページは見るのではなく、見る側の環境にあわせて作るという視点が、トップモデルにもトッ
プ企業の担当者にもなかったのです。
 その点、私は2003年までダイヤル接続とISDNとWindows95の環境でホームページを送受信してきました。
すべての人に見てもらうという立場をとるのであれば、この場合はダイヤルアップ接続が対象になります。
 文字は上に見たように膨大な数を送信できます。しかし、問題は写真です。綺麗な写真は10万バイトを軽く
超えます。フロッピー(FD)1枚に入りません。当然送受信に時間がかかります。
 私の結論は「全ての人に見てもらう前提のホームページは、1ページ6万バイト以下に抑える」ということです。
写真1枚なら6万バイト、2枚なら1枚が3万バイト、6枚使うなら1枚が1万バイトという計算です。パソコンで
見るなら、十分楽しめます。私のホームページもその原則で作っています。
【3】 厳しい条件のホームページスペース(プロバイダーの許容量)
 ホームページをアップする時に気をつけることは、ホームページスペースが無料で20メガ、有料でも200メガ
(フロッピー1枚が1メガ)と厳しい条件にあるということです。重い(容量の大きい)写真を使うデメリットは、ここ
にあります。
 多分、重い(容量の大きい)写真やファイルを使っているホームページは個人ではなく、企業や役所、つまり
他人の財政で維持されているホームページでしょう。
 私は動画忠臣蔵や動画相生情報をアップするのに最大の200メガのスペースを持っています。20メガまで
は無料ですが、180メガは有料です。
 私は最終的なパソコン・ビデオカメラなどを購入し、今、買いたい物はありません。買いたい物がある時は、
本代は膨大な額に上りましたが、買いたい物がないので、本代も要りません。それをホームページスペース
につぎ込んでいます。多くの、色々な方との交流が増え、人生を楽しんでます。
【4】 PDF(アクロバッ・トリーダー)について→重くてイライラする欠陥商品
 最近ホームページでよく見かけるのが、アドビシステムズ社のPDF(Portable Document Format file)です。メ
リットは印刷物をスキャナーで取り込んで、そのままホームページにアップできます。
 問題点は重いということです。A4サイズでカラーの標準でも、1ページが250kb(キロバイト。25万バイト)で
すから、私の提唱する1ページ6万バイトの4倍の重さになります。
 見るためには、無料ではありますが、Acrobat Readerが必要です。私の現在のパソコン(ペンティアムW3GH
z、メモリ=最大2GB、HDD=200GB)でも、表示されるまで、イライラします。
 担当者は、全ての人に見てもらうという視点で作っているとは思えません。先に印刷物を作り、それをホーム
ページにアップするために、安易に、PDFに流れたのでしょう。
 まず、ホームページ用のレイアウトをつくり、それが印刷物になるようにすればいいのです。「A4変形なので、
ホームページには向かない」という担当者がいました。今までがA4変形であっても、これからはパーパーレスの
発想でいかなければ、発展性はありません。
 PDFは重く、致命的なのがデータが変更できない、写真形式になっていることです。以上から、私は将来性
も発展性もないと断言します。
 PDFよりもっと重いのがマイクロソフト社のパワーポイントです。
 最大限パワーポイントの使用枚数を減らして、6ページにしました。その時の重さが10,788kbでした。
FD10枚分です。これではプレゼンテーションの最中にフリーズするのは当然です。
【5】 PDF・PPT(パワーポイント)を上回る魅力・将来性・発展性
 私がPDFとPPTを将来性・発展性がないというものだから、それなら何がいいのか聞かれました。私全てに
ホームページビルダーV3
を使っています。これが基本です。
 ホームページビルダーV3でも写真の切り取り・自動調整・容量の縮小化など基本は出来ます。しかし、ややこ
った画像にはアドビシステムズ社のPhtoshop(プロ用)のElements(ベーシック版。約1万円)を使ってます。
 ブロードバンド時代の主役である動画の編集もしています。アドビシステムズ社のPremierです。ソニーのバ
イオには最初から組み込んであるので、相性がよく、RZ72(ペンティアムW3GHz、メモリ=最大2GB)では、
1時間以上編集しても、フリーズを起こしません。
 HTML言語も使いますが、時間と労力の節約のため、基本的なことはホームページビルダーV3にまかせ
て、今取り組んでいるのが、JavaScriptです。ホームページビルダーV3ではできない対話型のプログラミ
ング言語です。ホームページ上でボタンを押すだけで、背景色を16色変えたり出来ます。「次の問題の内、
正しいのはどれですか」など大学入試センターの5答から1答にチェックを入れる問題集も作れます。
 テキストエディタ(メモ帳やワードパッド)でつくり、ファイル名の拡張子を「.html」と入力するだけです。新たに
ソフトを購入する必要はありません。汎用性が高く、軽く、シンプルで、無料で、将来性・発展性があって、魅力
的な言語です。しかし、ホームページビルダーV3に比べて、習得にはかなり苦労します。
 私が習うには年齢(62歳)も障壁になっています。でも、私の家に来られて頑張っている夫婦(合計150歳)
や光ファイバーを導入してホームページをアップされている75歳の方のことを考えれば、年齢のことは言って
おれません。それだけの素晴らしい言語です。
 2004年7月、龍野市の中央公民館で「情報化時代と忠臣蔵」と題して講演をしました。上記のソフト・言語を
使ってのプレゼンテーションでした。