パソコン何でもQ&A

今、年齢も考えず、私が取り組んでいるJavaScriptです(重さ3kb)。←ここをクリック
010 重いファイル(パワーポイント・Flash、付記BGM)の将来性・発展性を考える
【1】 Windows95とISDN時代から得た教訓-「軽くてシンプル」がベスト
 長年、Windows95(IBM)で作ったホームペ−ジをダイヤルアップ接続・NTTのISDNで送信・受信してきま
した。そこで得た教訓は、「シンプルで軽い」がベストだということです。「シンプル イズ ベスト」です。
 ワードも一太郎もWindows95時代の物が軽くてシンプルで、WindowsXPになるまで使っていました。ワープロ
代わりに今は、ホームページビルダーV3(Windows95時代)を使っています。 
【2】 全ての人に見てもらう前提のホームページは、1ページ6万バイト以下
 ブロードバンド(広帯高速通信回線)が騒がれていますが、現在ブロードバンドの使用者は3分の1で、残り
の3分の2はダイヤル接続1秒間に5万6000ビット=1ビットは8分の1バイトなので7000バイトなので、
1文字が2バイトと計算すると3500文字送信)やISDN(1秒間に12万8000ビット=1万6000バイト送信)です。
 私の結論は「全ての人に見てもらう前提のホームページは、1ページ6万バイト以下に抑える」ということです。
写真1枚なら6万バイト、2枚なら1枚が3万バイト、6枚使うなら1枚が1万バイトという計算です。パソコンで
見るなら、十分楽しめます。私のホームページもその原則で作っています。
【3】 PPT(パワーポイント)について→重過ぎてフリーズする未完成商品
 私は、在職中も、退職後も、あちこち、研修に行ってきました。その体験から得た教訓をお話したいと思いま
す。
 私が在職中、パワーポイントに初めて出会ったのが、県立教育研修所です。英語:国語:社会の文系の高校
の先生対象の研修会の時です。英語の若い講師が文字が上や横から飛んできて、しかも音入りのプレゼンテ
ーションをしました。正直、衝撃を受けました。私は、その後で、ホームページビルダーV3を使った動かぬ絵
を使ったページをリンクして、役目を終えました。
 研修が終わった後、ほとんどの先生はパワーポイントの若い講師の所に集まりました。私でさえ聞きたいぐら
いでしたから、その光景は当然といえば当然です。
 プレゼンテーション用にマイクロソフト社が開発したのがパワーポイントです。当然作成や閲覧にパワーポ
イントが必要です。メリットは動く文字や絵、聞こえる音で、見る側をあきさせない魅力があるということです。
 早速、取り組む内に、疑問がムラムラと沸いてきました。びっくりしたのは、動く文字や絵、聞こえる音で、内
容ではないということです。紙芝居のように縦糸にはなっても横糸にはなれないというが分かりました。そして
致命的な問題が、怪物と名づけてもいい位の巨大に重く、かなり性能のいいパソコンでもすぐフリーズを起こ
してしまうということです。脱パワーポイントは数ヶ月で達した結論です。
 次回研修所の講師に招かれた時、パワーポイントを使って欲しいという要望がありました。私は縦糸にパワ
ーポイント、横糸にホームページのリンクを使って、約1時間お話をしました。その間、研修所の環境であって
も2度フリーズを起こしました。最大限パワーポイントの使用枚数を減らして、6ページにしたのですが、予想
された結果になりました。その時の重さが10,788kbでした。FD10枚分です。
 その時、私は気を使って「パワーポイントは未完成で、使うと時には注意が必要です」と言ったものです。
 パワーポイントの魅力はありますが、ページに取り込んだ写真や音楽を1つのファイルに取り込むソフトその
ものの欠陥を修正しない限り、重いという課題からは解放されません。
 いくらこの技術を習得しても、重いため、ホームページにアップした例はありません。やはり、将来性・
発展性は少ないといえるでしょう。
【4】 Flashについて→重すぎて未完成商品
 最近ホームページでよく見られるのが、複雑な動きをする写真です。回転しながら新しい写真が次々と出て来
るので、一瞬見ていて、ドキッとします。これはMacromedea社の「Flash」というソフトを使っています。
 複雑な動きをさせるには、格好のソフトです。これも基本はマイクロソフト社のパワーポイントと同じで、内容
つまりメッセージを伝える手段でなく、小手先のソフトです。
 致命的な欠陥は数枚の写真を1枚のファイルにするため、画面表示までに時間がかかり過ぎることです。私
は光ファイバーで閲覧していますが、画面表示までに時間がかかります。
 Flashを使う人は、全ての人に見てもらう前提で作成していないということです。Flashの画面を公の機関のホ
ームページで見ることがあります。一度ダイヤル接続かISDNで見て欲しいものです。トップページに見たくもな
い、重いファイルを貼り付ける理由はどこにあるのでしょうか。見たい人だけが見られる思いやりが欲しい。
 重いファイルを軽くするために、軽くした写真を使っているFlash画面を見ることもあります。不鮮明な画像なの
で、ここまでFlashにこだわる利用は何かと考えてしまいます。
【5】 BGMは「小さな親切、大きなお世話」
 「流行を追うものは、流行に追われる」(私の造語)といいます。「軽くて、シンプル」なホームページを心がけま
しょう。流行と言えば、ネット上でページを開くと、いきなり音楽が聞こえてきます。ページ制作者はよく選曲して
いるとは思いますが、静かにネットサーフィンを楽しみたいものには、「小さな親切、多いなお世話」です。聞き
たい者だけが聞けるよう、配慮して欲しいです。