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017 賢い消費者と、「デジタル三種の神器」
【1】 「デジタル三種の神器」購入希望メーカーランキング(BCN総研調べ)
 調査会社BCN総研は、「デジタル三種の神器」で購入する希望メーカーをアンケートしました。
 その結果は、以下のとおりです(朝日新聞2005年2月28日付け)。 
液晶テレビ @ シャープ A ソニー B 松下電器産業 C 日立製作所 D 東芝
プラズマテレビ @ 松下電器産業 A ソニー B パイオニア C 日立製作所 D 東芝
DVDレコーダー @ 松下電器産業 A ソニー B 東芝 C パイオニア D シヤープ
デジタルカメラ @ キヤノン A ソニー B オリンパス C ニコン D 富士写真
 私の方法も加味しました。1位5点…5位1点で換算しました。製品を作ってないメーカーもあるので、
この数字には、深い意味はありません。松下電器の活躍がわかります。ソニーを健闘していると見るか
製造業に力を注がなかった結果と見るかで、意見が分かれるところです。私は、後者の立場です。
 「スパイダーマン」の収益が、他の製造業と同じ収益では、地道な製品作りに力が入りません。
 松下がライバルとして登場してきました。よきライバルの登場で、競争が生まれます。本格的にソニー
には、初心に戻った製品造りを期待したいものです。
  液晶 プラズマ DVD デジカメ 合計
シャープ    
ソニー 16
松下電器産業   13
日立製作所    
東芝  
パイオニア    
キャノン      
オリンパス      
ニコン      
富士写真      
【2】 この記事のどこが問題なのでしょうか
 朝日新聞の記事(2005年3月1日付け)を見ると、「デジカメ出荷 前年比4.4%減 1月台数、額も
減少」と見出しにあります。この記事で、気になる個所がありました。
 「カメう映像機器工業会(CIPA)が1日発表した今年1月のデジタルカメう国内出荷台数は、前年
同月比4・4%減の約43万5千台となり、4ヵ月連続で前年割れとなった。購入しやすい低価格のコン
パクト型などが普及したため、と同工業会は見ている。
 デジカメ各社が収益性の高さに着目し、販売に力を入れている一眼レフ型は、前年同月比で約2・4
倍と大きく伸びた。だが、デジカメ全体の出荷額でみると、同3・1%減っており、一眼レフ型の伸びに
もかかわらず、国内市場全体ば縮小傾向が強まっている。海外向けも含めた総出荷台数は約367万
台で10・2%の増加だった」
【3】 今までは世界最小とか世界最薄
これからは重くて、高価で、性能のよい一眼レフカメラか
 今までは、世界最小とか世界最薄の低価格のコンパクト型カメラを、「これでもかこれでもか」かPRし
てきました。その結果、ほとんどの家庭で、コンパクト型カメラが普及し、出荷台数が頭打ちになりまし
た。
 そこで、メーカーは、重くて、高価で、性能のよい一眼レフ型カメラをPRしだしました。その結果、昨
年の1月に比べて2.4倍も売れました。直接プリンターで、A4サイズで、プリントする場合、一眼レフ
魅力のあるカメラです。300dpiは必要です。1ギガに122枚保存できません。
 しかし、私は、プロのカメラマンではありません。パソコンで写真をコントロールし、ペーパーレスをモ
ットーにしていますから、直接プリンターに印刷することはありません。ホームページにアップして、皆
さんに見てもらいます。この場合72dpiで十分です。1ギガに12万枚保存できます。
【4】 賢い消費者とは、メーカーの思惑に左右されないということ
私はスタンダードをお勧めします
 私は以前から、軽くて、小さくて、安価なコンパクト型カメラは、手ぶれをおこし、液晶モニターも小
いので、撮影し難いので、結局、不経済になると提案してきました。
 買うなら、重くて、性能のいいのを買う。私は、デジカメは、数ヶ月で撤退し、デジタルビデオを使用
しています。しかし、妻が、パソコンをし始めた時、デジカメからスタートしたいというので、今から5年前
当時としてはかなり高価なスタンダード型カメラ(ソニー製)を購入しました。
 大きく、重い製品ですが、何と今メーカーが競っている500万画素の性能を保持しています。
 妻は、今は、ビデオカメラ(私のお古)とデジカメ(5年前に購入)を、時と内容で使い分けしています。