パソコン何でもQ&A

019 デジタルカメラからデジタルビデオカメラ時代へ
【1】 初めての「デジタルカメラ」との出会い
 1996年4月末の祝日にバーベーキューをしました。その時いつも登場する「知人」が珍しいカメラを
披露しました。その場で写してその場で見れる。それがデジカメで、その名をカシオQV10という。
 私にとって、最大の魅力は、パソコンに取り込むことが出来ることでした。パソコンに取り込んだ写真
(これをデータベースといいます)は、自分で、自由に、加工・リンク・印刷が出来ます(これを情報処
理化
といいます)。IT革命の息吹を肌で感じることが出来ました。
 当時のデジカメは、革命的ではあるが、課題もありました。
 @画素数は、25万画素(ドット)と極端に少なく、フィルム写真の40分の1の精細さでした。今は500
万画素となり、フィルム写真との差は2分の1になっています。パソコンでは200万画素で十分です。
 A光学ズームがあったのかなかったのか、立体感のある写真が撮れませんでした。
 Bシャッターボタンを押してから写真が記録されるまで時間がかかる。そのため、動きのある対象に
対しては決定的写真が撮れません。
【2】 初めての「デジタルビデオカメラ」との出会い
 学校紹介のホームページで、剣道や柔道の試合の決め技の決定的な写真が撮りたかった。
 雨上がりの花や葉っぱから、まさにしたたり落ちんとする直前の滴の写真が撮りたかった。
 いくら努力し、工夫してもデジタルカメラでは不可能ででした。
 当時のデジタルビデオカメラはかなり高価で、個人ではなかなか手が届かない。展示品ではあるが、
3年間の補償という条件で、かなり割安で購入することができました。1997年でした。
 映画は、1秒間に30枚のコマが動いています。1秒間に30枚の絵が動いていることは、その30分
の1枚の写真を切り取ることで、決定的な写真をパソコンに取り込むことが出来るということです。
 デジタルビデオカメラのよさは、まさにこの点にあります。
 ビデオカメラの映像はaviで保存されます。3分で1ギガ必要です。デジタルビデオテープなら、1本
で60分のaviが保存できます。
 当時のビデオカメラのデータをパソコンに取り込むには、別売のキャプチャーボードが必要でした。
いつも登場する「知人」に設定をしてもらい、1秒間に30分の1の静止画を苦労しながら切り取って、
パソコンで編集しました。
 デジタルズームレンズは10倍ですが、光学ズーム・動画・静止画の表示はありませんでした。
【3】 二代目の「デジタルビデオカメラ」との出会い
 まもなく、DV端子(i.LINK)が内蔵されたデジタルビデオカメラが発売されました。また、フォト機能と
メモリースティック機能も内蔵されていました。そこで、私は、学校の記録係という名目で、旧機種は
私の妻へ払い下げ、早速新機種を購入しました。
 花や自然を扱ったTV番組を見ていると、同一シーンは7から8秒で次のシーンに転換していること
がわかりました。すこし長いと思って時計を見ると10秒を越えていました。そこで、私はロング10秒、
ロングからアップへズーム(あるいはパンニング)10秒、アップ10秒と分けて撮影することにしました。
60分のデジタルビデオテープ120のシーンがとれます。
 デジタルズームレンズは40倍です。光学ズームは10倍、動画の画素数は69万画素、静止画の画
素数は100万画素に進化していました。重量は550gです。
 最近、デジタルカメラでも画素数が300万とか500万という製品が出てきました。
(1) 100〜200万画素数 ハガキサイズ
(2) 300万画素数 A4サイズ
(3) 500万画素数 A3サイズ

 プロでない人は、A4サイズの用紙を使いますが、A4サイズ写真を使うことはありません。年賀状に使
う場合も、ハガキサイズかそれ以下です。私は、ハガキサイズ以下でホームページに使用しています。
 二代目のデジタルビデオカメラは、静止画の画素数は100万画素ですから、これで十分でした。
【4】 三代目の「デジタルビデオカメラ」との出会い
 1999年8月、「個人で映画を製作できるパソコン」購入しました。10月、オープンハイスクールで学
校紹介のビデオ(行事20分、部活動20分)を数百人の中学3年生の前で披露しました。笑いあり、ど
よめきあり、真剣に見入る中学生の姿が今も甦ります。また、動画の持つインパクトを改めて認識しま
した。
 しかし、二代目デジタルビデオカメラの動画を、パソコンで編集(ノンリニア編集)すると、肉眼で切り
とった画面と深みや趣が異なっていることに気がつきました。
 人間の目は3枚のレンズで出来ています。だから、現実の画面の深みや趣を伝えることができるとい
うことがわかりました。レンズにすると、3CCDということになります。1999年代、それを実現しているの
は、ソニーのVX2100(今も発売中)しかありませんでした。値段(当時40万円)も相当高価ですが、
その重量(1500g)に問題がありました。
 2001年3月、私は定年退職しました。2002年、退職の時の餞別と家族からの祝い金で、三代目の
3CCDデジタルビデオカメラを購入しました。
 デジタルズームレンズは150倍です。光学ズームは12倍、動画の画素数は69万画素、静止画の
画素数は100万画素です。重量は970gです。
【5】 四代目の「デジタルビデオカメラ」との出会いはあるか?
 数字上は、二代目と三代目の差は、余りないように見えます。しかし、3CCDの威力は、動画にも静
止画でも発揮されています。 
 2003年、私は、10年間付き合ってきたIBMのアプティバ(デスクトップ)と分かれることにしました。
ウインドウズ95で動く優れものでした。ソフトも当然95で動く、軽くて、シンプルなものでした。
 新しく買ったソニーのバイオ(デスクトップ)は、CPUがPentium4(3GHz)、メインメモリが2GB、HDD
が200GBです。プロも使う動画編集ソフトのプレミア6.5、ソニー独自のキャプチャー・クリップ機能で
あるDVgatePlusが内蔵されています。
 写真編集ソフトのアドビフォトショップも仕えます。ホームページソフトは、ホームページビルダーV3
(ウインドウズ95)を使っています。
 最近のデジタルビデオカメラを見ると、目を見張るばかりの進歩を遂げています。
 デジタルズームレンズは120倍です。光学ズームは10倍、動画の画素数は205万画素、静止画の
画素数は305万画素です。
 私の三代目と比較すると、数字上は、数段も上のように見えます。しかし、3CCDの魅力に虜になっ
た私は、少しも動じません。
【6】 パソコン・デジタルビデオカメラ・各種ソフトで、もう買いたい物がない!!