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柔道の国際大会で銅メダル
グランドスラム東京、男子81キロ級で銅メダルの松本雄史選手=右端
 柔道の国際大会、「グランドスラム東京」は13日まで東京体育館であり、男子81キロ級で赤穂高出身の松本雄史選手(25)=兵庫県警=が銅メダルを獲得した。4人出場した同階級の日本人選手の中では最高成績を収め、念願のナショナルチーム入りに一歩近づいた。

 昨年まで「嘉納治五郎杯」の名称で、今年から世界柔道連盟主催のワールドツアーに組み込まれた。オリンピック、世界選手権に次ぐ格付けの大会で、順位に応じて国際ランキングを決めるポイントが与えられる。

 松本選手は3回戦で世界ランク9位のイタリア人選手を破るなど4試合を勝ち抜き、日本人選手で唯一4強入り。準決勝は、優勝したバートン(イギリス)と互角の攻防を展開しながら、残り1秒で勝負にいった大外刈りを返され惜敗した。

 今年4月の全日本選手権でベスト8に入った以降も確実に力をつけている。豊富な稽古量で体幹が安定し、外国人選手にも組み負けないようになってきた。
 今季はこの大会が最終戦。来シーズンも国際大会出場のチャンスを与えられる可能性は高い。
 「世界のトップレベルの選手と戦い、自分の現状の力や課題がわかった」と松本選手。「相手を投げてポイントを奪う柔道も磨いていきたい」とさらなる進化を目指している。
 2009年12月13日付け赤穂民報
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