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          野瀬(のせ)
 むかしは、水害をしばしばこうむったところで、水がでると、たんぽが野となり海の浅瀬と変わらぬほどになったという。
 だからここの住民は、那波などと同様山の中腹に住んでいたようである。
 また野瀬は平家落人の後裔、穏田村の伝説をもっている。

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