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獅子舞
 本居宣長翁の「玉勝間」白楽天の西凉伎の詩から引用して、「西凉伎仮面胡人仮獅子刻木為頭絲作尾令鍍眼晴銀帖歯奮迅毛衣擺隻耳如従流沙来万里柴髯深目両胡児鼓舞跳梁前致辞」云々とその説明がある。
 大きい獅子頭を被って舞うので、大神楽ともいい、あくまを祓う舞である。これはおそらく神前の獅子狛犬をまわせたものだと思う。
 嬉遊笑覧には、獅子舞は、伊勢の吾鞍川より起ったものを習って、諸国に伝わったもので、もとは舞楽であったものを、田楽にとりいれ、神事に用いられるようになったのであろうと記されている


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