自己採点用日本史の発行について

卒業生の要望→教師生活36年の結晶がよみがえる
 在職中は「プリントの鬼」と言われるぐらい、2年間でプリント296枚を配付した。予備校では、後輩の間で私のプリントがコピーされて使用されているらしい。
 入手できない卒業生から何とかならないかというメールが舞い込んだ。パソコンの奥深く眠りこんでいたプリントの出番がきたようだ。
 このプリントは最初はカード方式、次はワープロ、そしてパソコンのワープロソフト、最後はパソコンのホームページソフトと受け継がれてきた。その間追加したり、削除したり、補足したりして、時代と共に変遷を経てきた教師生活36年の結晶である。有効に使って欲しい。
全ての文書はホームページソフトで→情報処理化
 私は在職中から、全ての文書をホームページソフトで作成してきた。写真とテキストとの融合もできる。これをデータベース化という。
 これらの文書をリンクしておけば、何万枚になろうが、ペーパーレスで保存できるし、数回のクリックで目的のページを検索し、印刷したり、FDにコピーして配付できる。リンク先のソース画面から文書を追加・訂正・削除をしている。時間や手間が大いに省け、その余剰時間を有効利用できる。これを情報処理化という。
発展する企業は情報を共有化→今、学校現場は?
 色々な機会に企業を訪問すると、必ず情報の共有化について質問することにしている。伸びる企業の共通点は社長から平社員まで情報を共有してる。逆に情報の共有に遅れている企業は苦境に立たされている。社員の活気は勿論、時間・資源・お金を浪費しているといえる。
 私がいた頃の学校現場の状況(2002年3月退職)は、熱心な先生によって一部情報の共有化が図られていた。しかし、教材などの情報は私物化され、会議用のプリントなどもコピーや印刷物の山である。 一般的には学校現場は最も情報の共有化が遅れている社会といえる。
 「チョーク&トーク」という古典的指導法では、IT革命時代の子供たちと情報を共有することは難しい。
私の実践(生徒の感想文)
@先生のように独創的で、歴史のみならず、経済やITなどの豊富な知識を持った人に会えたことをうれ しく思います(男子)。
A今まで興味深い人にはあってきました。しかし、先生のようなタイプには会ったことがなかったし、そう いう意味では貴重は2年間でした(男子)。
B先生の授業で、文字だけを見て判断するのではなく、その文字からイメージをふくらませて、最後に  は映画を作って、その場面を再現するという勉強もあることを知りました(男子)。
C先生のプリントが詳しくまとめられてあるので、目で追っていっただけで、「なるほど」と思える事が多かったです(男子)。
D自分の頭ん中で、ただ年号を覚えるんじゃなくって、ストーリーで、楽しんで覚えるんや!!という事  を実感しました。先生のプリントの有難さを今更実感…(女子)。
E授業で印象的だったのが、歴史とはちょっと違うけど、インターネットやパソコンのこと がたくさん分  かったことです。パソコンであんなに色んなことが出来るなんて、とても驚きました。先生が作った学校 紹介のビデオは本当にすごかったです(女子)。
F日本史を覚えるのがあまり苦にならなかったのは、先生が覚え方を教えてくれたからです。「文書をよー読めよ!答えが落ちとるからな」。テストでいい点とれるコツをつかみました(女子)。
G2年生の最初から3年最後の授業までのプリントをとってあります。それを見ると歴史を感じます。日本史は嫌いな教科でしたが、2年間勉強した甲斐があり、先生の話でおばあちゃんとの会話が増え、今は好きな教科になりました(女子)。
著作権問題もクリア→発行できる外的条件も整備

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