(s0009)

「大陸の新技術と渡来人」

『日本書紀』
「此の御世に(中略)、亦新羅人参り渡り来つ。是を以ちて建内宿禰命、引き率いて堤池に役たせて、百済池を作りき。
 亦十五年秋八月…百済国主照古王、阿知吉師を遣はして良馬二匹を貢る。
(此の阿知吉師は、阿直史等が祖)。亦横刀と大鏡とを貢上りき。又百済国に、『もし若し賢人有らば貢上れ』と科せ賜いき。故、命を受けて貢上りし人の名は、和迩吉師。則ち論語十巻、千字文一巻并せて十一巻を是の人に付けて貢進りき。(此の和迩吉師は、文首等が祖)。又手人韓鍛、名は卓素、亦呉服西素の二人を貢上りき。又秦造の租(弓月君)、漢直の租(阿知使主・都加使主父子)、及酒を醸むことを知れる人、名は仁番、亦の名は須須許理等、参り渡り来つ」



史料
現代語訳や解説については下記を参考にしてください
『詳説日本史史料集』(山川出版社)
『精選日本史史料集』(第一学習社)
『日本史重要史料集』(浜島書店)
『詳解日本史史料集』(東京書籍)