(s0027)
「豪族の仏教信仰」 |
『法隆寺金銅釈迦三尊像光背銘』 |
「法興の元三十一年歳次辛巳十二月、鬼前大后崩りましぬ。明年正月廿日、上宮法皇枕病して弗□。干食王后仍りて以って労疾し、並びに床に著きましぬ。時に王后王子等及び諸臣と、深く愁毒を懐き、共に相発願し、仰ぎて三宝に依り、まさに釈像尺寸王身なるを造る。此の願力を蒙りて、病を転じ寿を延べ、世間に安住したまわん。若し是れ定業にして以って世に背かば、往きて浄土に登り、早く妙果に昇りたまわんことを。二月廿一日癸酉王后即世、翌日法皇登遐す。癸未の年三月中、願の如く敬しみて釈迦の尊像并びに□侍、及び荘厳具を造ること竟ぬ。司馬鞍首止利仏師をして造らしむ」 |
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現代語訳や解説については下記を参考にしてください |
『詳説日本史史料集』(山川出版社) |
『精選日本史史料集』(第一学習社) |
『日本史重要史料集』(浜島書店) |
『詳解日本史史料集』(東京書籍) |