(s0078)

「衛士・役民の逃亡」

『正倉院文書』
「(前略)
三月
 一、六日、仕丁・厮・火頭・匠丁・雇民等弐拾陸人逃亡を進上するの事。
   右、秋鹿郡の人、日下部味麻を差して部領に充てて進上す。
 一、廿六日、雇民若倭部都々美ら肆人逃亡の替わりを進上するの事。
   右、大原郡の人、日置浴び戸釼を差して部領に充てて進上す。
四月
 一、八日、匠丁三上部羊ら参人逃亡の替わりを進上するの事。
   右、秋鹿郡の人、額田部首真咋を差して部領に充てて進上する。
五月
 一、十五日、仕丁・火頭、財部木足ら漆人逃亡の替わりを進上するの事。
   右、大原郡の人、日置部首釼に附して進上す。
(後略)  」



史料
現代語訳や解説については下記を参考にしてください
『詳説日本史史料集』(山川出版社)
『精選日本史史料集』(第一学習社)
『日本史重要史料集』(浜島書店)
『詳解日本史史料集』(東京書籍)