(s0092)

「得度・授戒の制」

『続日本紀』
「太政官奏すらく。仏教の流伝は必ず僧尼に在り。度人の才行は実に所司に簡ぶ。比来出家、学業を審らかにせず、多く嘱請に由る。甚だ法意に乖けり。今より以後、道俗を論ぜず、挙する所の度人は、唯法華経一部、或は最勝王経一部を闇誦し、兼ねて礼仏を解し、浄行三年以上の者を取りて得度せしめば、学問弥長えにして、嘱請自ら休まん、と。(中略)奏可す」



史料
現代語訳や解説については下記を参考にしてください
『詳説日本史史料集』(山川出版社)
『精選日本史史料集』(第一学習社)
『日本史重要史料集』(浜島書店)
『詳解日本史史料集』(東京書籍)