(s0095)

「遣唐使」

『旧唐書日本伝』
「長安三年、其の大臣朝臣真人、来たりて方物を貢す。(中略)真人好んで経史を読み、文を属するを解し、容止温雅なり。則天、これを麟徳殿に宴し、司膳卿を授け、放ちて本国に還らしむ。開元の初、又使を遣わして来朝す。因って儒士に経を授けんことを請う。四門助教趙玄黙に詔し、鴻臚寺に就いてこれに教えしむ。(中略)得るところの錫賚尽く文籍を市い、海に泛んで還る。其の偏使朝臣仲満、中国の風を慕い、因りて留まりて去らず。姓名を改めて朝衡と為し、仕えて左補闕・儀王友を歴たり。衡,京師に留まること五十年、書籍を好み、放ちて郷に帰らしめしも、逗留して去らず。(中略)上元中、衡を擢んでて左散騎常侍・鎮南都護となす」



史料
現代語訳や解説については下記を参考にしてください
『詳説日本史史料集』(山川出版社)
『精選日本史史料集』(第一学習社)
『日本史重要史料集』(浜島書店)
『詳解日本史史料集』(東京書籍)