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「百万町歩開墾計画」

『続日本紀』
「養老六年閏四月乙丑条
太政官奏して日く。(中略)食の本たる、これ民の天とするところ、時に随いて策をを設くるは、治国の要政なり。望み請うらくは、農を勧め、穀を積みて、以て水旱に備えん。仍て所司に委ねて人夫を差発し、膏腴の地良田一百万町を開墾せん。其の役を限ること十日、便ち糧食を給す。須いんところの調度は、官物もて之を借し、秋収して後に即ち造り備えしめん。若し国郡司詐って逗留をなし、開墾を肯ぜざることあらば、並びに即ち解却せよ。恩赦を経ると雖も免す限りにあらず。如し部内の百姓、荒野閑地に、能く功力を加えて、雑穀三千石巳上を収穫せば、勲六等を賜う」



史料
現代語訳や解説については下記を参考にしてください
『詳説日本史史料集』(山川出版社)
『精選日本史史料集』(第一学習社)
『日本史重要史料集』(浜島書店)
『詳解日本史史料集』(東京書籍)