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「行基の活動」 |
| 『続日本紀』 |
| 「天平勝宝元年二月丁酉条 大僧正行基和尚遷化す。和尚は薬師寺の僧なり。(中略)概して都鄙に周遊して衆生を教化す。道俗化を慕いて追従する者、動もすれば千を以て数う。行く所の処、和尚の来ることを聞けば、巷に居人無く、争い来たりて礼拝す。器に随いて誘導し、咸く善に趣かしむ。又親ら弟子等を率いて、諸の要害の処に於て橋を造り陂を築く。聞見の及ぶ所、咸く来たりて功を加え、日ならずして成る。百姓今に至るまで其の利を蒙れり。(中略)和尚、霊異神験類に触れて多し。時の人号して行基菩薩と日う。留止する処、皆道場を建つ。其れ畿内には凡そ四十九処、諸道にも亦往々にしてあり。弟子相継いで皆遺法を守り、今に至るまで往持す。 薨ずる時年八十」 |
| 現代語訳や解説については下記を参考にしてください |
| 『詳説日本史史料集』(山川出版社) |
| 『精選日本史史料集』(第一学習社) |
| 『日本史重要史料集』(浜島書店) |
| 『詳解日本史史料集』(東京書籍) |