(s0148)
「道長の全盛」 |
『小右記』 |
「寛仁二年十月十六日乙巳、今日女御藤原威子を以て、皇后に立つるの日なり。前太政大臣第三娘。一家、三后を立つは未曽有なり。…太閤、下官を招き呼びて云く、和歌を読まんと欲す。必ず和すべしと者。答へて云く、『何ぞ和し奉らざらんや』。又云く、『誇りたる歌になむ有る。但し宿構に非ず』者り。『此世をば、我世とぞ思ふ望月のかけたることも無しと思へば』。余申して云く、『御歌優美なり、酬答に方無し。満座ただ此の歌を誦すべし』と」 |
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現代語訳や解説については下記を参考にしてください |
『詳説日本史史料集』(山川出版社) |
『精選日本史史料集』(第一学習社) |
『日本史重要史料集』(浜島書店) |
『詳解日本史史料集』(東京書籍) |