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「富裕農民の貯穀の利用」

『類聚国史』
「弘仁十年二月条
戊辰、公卿奏して日く。頻年稔らず、百姓飢饉す。倉廩空しく尽き、賑廩するに物無し。窮民飢えに臨まば、必ず廉恥を忘れん。臣等伏して望むらくは、使を畿内に遣わし、富豪の貯えを実録して困窮の徒に借貸し、秋収の時数によりて報ぜしめん。然らば則ち、富者は財を失うの憂無く、貧者は命を全うするの歓有らん、と。これを許す」



史料
現代語訳や解説については下記を参考にしてください
『詳説日本史史料集』(山川出版社)
『精選日本史史料集』(第一学習社)
『日本史重要史料集』(浜島書店)
『詳解日本史史料集』(東京書籍)