(s0174)

「寄進地系荘園」

『東寺百合文書』
「鹿子木の事
一、当寺(時)の相承は、開発領主沙弥寿妙嫡々の相伝なり。
一、寿妙の末流の高方の時、権威を借らんがために、実政卿を以て領家と号し、 年貢四百石を以て割き分ち、高方は庄家領掌進退の預所職となる。
一、実政の末流の願西微力の間、国衙の乱妨を防がず。この故に願西、領家得 分二百石を以て、高陽院内親王に寄進す。件の宮薨去の後、御菩提の為めに、 勝功徳院を立てられ、かの二百石を寄せられる。その後、美福門院の御計と して御室に進付せらる。これ則ち本家の始めなり」



史料
現代語訳や解説については下記を参考にしてください
『詳説日本史史料集』(山川出版社)
『精選日本史史料集』(第一学習社)
『日本史重要史料集』(浜島書店)
『詳解日本史史料集』(東京書籍)