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「末法思想」

『扶桑略記』
「治承七年壬辰正月廿六日癸酉、千僧を大極殿に屈請し、観音経を転読せしむ。去年の冬より疫病流行し、改年已後、弥々以て熾盛なり。仍って其の災を除かむが為めなり。今年始めて末法に入る。
 永保元年九月十五日戊戌、未時山僧数百の兵衆を引率して三井寺に行き向ふ。重ねて残りの堂舎僧房等を焼き畢んぬと云ふ。(中略)今年末法に入りてより三十年を経たり」



史料
現代語訳や解説については下記を参考にしてください
『詳説日本史史料集』(山川出版社)
『精選日本史史料集』(第一学習社)
『日本史重要史料集』(浜島書店)
『詳解日本史史料集』(東京書籍)