(s0201)

「清和源氏の台頭」

『古事談』
「頼信は町尻殿の家人なり。よりて常に云く、『我が君の奉為に中関白を殺すべし。我剣戟を取りて走り入らんに、誰が人かこれを防禦がんや』と云々。頼光この事を漏れ聞き、大いに驚き制止して云く、『一つには殺し得る事極めて不定なり。二つにはたとい殺し得たりと雖も、その悪事によりて主君関白となる事不定なり。三つには関白になると雖も、一生の間隠れなく主君を守ることまた不定なり』と云々」



史料
現代語訳や解説については下記を参考にしてください
『詳説日本史史料集』(山川出版社)
『精選日本史史料集』(第一学習社)
『日本史重要史料集』(浜島書店)
『詳解日本史史料集』(東京書籍)