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「二十五三昧会」

『往生要集』
「それ往生極楽の教行は、濁世末代の目足なり。道俗貴賎、誰か帰せざる者あらん。ただし顕密の教法は、その文一にあらず。事理の業因は、その行これ多し。利智精進の人は、いまだ難しとなさざらんも、予が如き頑魯の者、あに敢えてせんや。
 この故に、念仏の一門に依りて、いささか経論の要文を集む。これを披きこれを修むるに、覚り易く行い易からん。惣べて十門あり。分かちて三巻となす。一には厭離穢土、二には欣求浄土、三には極楽の証拠、四には正修念仏、五には助年の方法、六には別時念仏、七には念仏の利益、八には念仏の証拠、九には往生の諸業、十には問答料簡なり。これを座右に置き、廃忘に備えん」



史料
現代語訳や解説については下記を参考にしてください
『詳説日本史史料集』(山川出版社)
『精選日本史史料集』(第一学習社)
『日本史重要史料集』(浜島書店)
『詳解日本史史料集』(東京書籍)