(s0245)
「木寄法の造像と仏師」 |
『左経記』 |
「万寿三年条 八月八日辛巳、法橋定朝、御仏廿七体の支度を奉る。釈迦・普賢・文殊・七仏薬師・六観音・五大尊・六天、皆御等身なり。作米千国、尺九寸の木十三枝、余七、八寸三十余枝、二寸半の板百枚、砂金百六十余両、銭百三十余匹と云々。(中略) 廿一日甲午(中略)、宮の御仏造る料千斛の中、ただ五百斛下文を成さしめ、法橋の許に送る。麻布三百五十五段の代二百四十八石五斗、米二百五十一石五斗。(中略) 十月十日壬午(中略)、寅の刻、廿七体の御仏を寝殿に安置す。(中略)御仏を居え奉るの後、仏師等に禄を給う。法橋 絹三疋、手作十段、仏師廿人 各絹一疋、手作一段、少仏師等各手作一段。件の小仏師、大仏師一人に各五人を充て定め下さるるなり。総べて百五人なり」 |
現代語訳や解説については下記を参考にしてください |
『詳説日本史史料集』(山川出版社) |
『精選日本史史料集』(第一学習社) |
『日本史重要史料集』(浜島書店) |
『詳解日本史史料集』(東京書籍) |