(s0271)

「清盛の死」

『玉葉』
「養和元年閏二月五日条
准三宮入道前太政大臣清盛 法名靜海 は累葉の武士の家に生まれ、勇名、世に被う。平治の乱逆以後、天下の権、偏にかの私門に在り。長女は始めて妻后に備わり、続いて国母となる。次女両人は執政の家の室となる。長嫡重盛、次男宗盛、或いは丞相に昇り、或いは将軍を帯び、次の二子息は昇進心のままにす。凡そ過分の栄幸、古今の冠絶するもの歟。就中、去々年以降、強大の威勢、海内に満ち、苛酷の刑罰、天下に普し」



史料
現代語訳や解説については下記を参考にしてください
『詳説日本史史料集』(山川出版社)
『精選日本史史料集』(第一学習社)
『日本史重要史料集』(浜島書店)
『詳解日本史史料集』(東京書籍)