(s0291)
「武家社会の動揺。将軍頼家」 |
『吾妻鏡』 |
「正治二年十二月二十八日条 金吾、政所に仰せて諸国の田文等を召し出でさる。源性をしてこれを算勘せしむ。治承・養和以後の新恩の地、人ごとに五百町を過ぐるに於ては、その余剰を召し放ち、無足の近仕等に賜わるべきの由、日来内々に御沙汰に及び、昨日、施行せしむべきの旨、広元朝臣に仰せ下さる。已に珍事なり。人の愁い、世の誇り、何事かこれにかん哉の趣、彼の朝臣以下の宿老ことに周章す。今日、善信の如き頻に諷詞を尽くすの間、□に以てこれを閣かる。明春、御沙汰あるべしと云々」 |
現代語訳や解説については下記を参考にしてください |
『詳説日本史史料集』(山川出版社) |
『精選日本史史料集』(第一学習社) |
『日本史重要史料集』(浜島書店) |
『詳解日本史史料集』(東京書籍) |