(s0378)

「南北両朝の合一」

『近衛家文書』
「御合体の事、連々兼煕卿を以て申し合せ候処、入眼の条珍重に候。三種神器帰座あるべきの上は御譲国の儀たるべきの旨、其の意を得候。自今以後、両朝の御流相代々御譲位治定せしめ候ひ畢ぬ。就中諸国衙は悉皆御計たるべく候。長講堂領に於いては、諸国分一円持明院殿の御進止たるべく候。此等の趣を以て、吉田右府禅門相共に執奏あるべく候。御入洛の次第等、なお兼煕卿に申し含め候、其意を得べく候か。恐々謹言
   十一月十三日                義満
  阿野前内大臣殿」



史料
現代語訳や解説については下記を参考にしてください
『詳説日本史史料集』(山川出版社)
『精選日本史史料集』(第一学習社)
『日本史重要史料集』(浜島書店)
『詳解日本史史料集』(東京書籍)