(s0383)

「動乱期の歴史書」

『太平記』
「爰に細河右馬頭頼之、其比西国の成敗を司て、敵を亡し人をなつけ、諸事沙汰の途轍、少し先代貞永・貞応の旧規に相似たりと聞へける間、則天下の管領職に居しめ、御幼稚の若君を補佐し奉るべしと、群議同趣に定りしかば、右馬頭頼之を武蔵守に補任し、執事職を司る。外相内徳実も人の云に違はざりしかば、氏族も是を重じ、外様も彼命を背かずして、中夏無為の代に成て、目出たかりし事共なり」



史料
現代語訳や解説については下記を参考にしてください
『詳説日本史史料集』(山川出版社)
『精選日本史史料集』(第一学習社)
『日本史重要史料集』(浜島書店)
『詳解日本史史料集』(東京書籍)