(s0393)
「将軍義満と世阿弥」 |
『後愚昧記』 |
「永和四年六月七日、雨下り晩に及んで晴、今日祇園御輿これを迎う。(中略)大樹、桟敷 四条東洞院 を構えて之を見物す。件の桟敷は賀州守護富樫経営す。大樹の命によってなりと云々。大和猿楽の児童去る比より大樹これを寵愛す。同席伝器かくの如し。散楽は乞食の所行なり。而るに賞翫近仕の条、世に以て欣奇の由なり。賜銭産与の物をこの児に出すの人は大樹の所存に叶う。仍て大名等は競ってこれを賞賜し、費は巨万に及ぶと云々。比興の事なり。次たるによって之を記す」 |
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現代語訳や解説については下記を参考にしてください |
『詳説日本史史料集』(山川出版社) |
『精選日本史史料集』(第一学習社) |
『日本史重要史料集』(浜島書店) |
『詳解日本史史料集』(東京書籍) |