(s0394)

「能」

『花鏡』
「諸道諸事におうて幽玄なるをもて上果とせり。ことさら当芸において、幽玄のふうてい第一とせり。…幽玄のさかひとは、まことにはいかなる所にてあるべきやらん。…ただうつくしく柔和なるてい、幽玄の本体なり。…言葉の幽玄ならんためには歌道をならひ、姿の幽玄ならんためには、尋常なるしたての風体をならひ、一切ことごとく物まねはかるとも、美しく見ゆる一かかりをもつ事、幽玄のたねと知るべし」



史料
現代語訳や解説については下記を参考にしてください
『詳説日本史史料集』(山川出版社)
『精選日本史史料集』(第一学習社)
『日本史重要史料集』(浜島書店)
『詳解日本史史料集』(東京書籍)