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「東山山荘の建設」

『雍州府志』
「慈照寺。慈照院相公義政、政務に倦みて世を義尚公に譲り閑居す。(中略)天竜夢窓国師開基たる。方丈の東に東求堂を建つ。中間に持仏を安じ、八幡を以て鎮守となす。東北に書院あり、同仁斎と号す。この斎は四帖半也。今世上茶亭に四帖半これ濫觴たり。方丈の南庭池水の西に閣あり。銀箔を以て飾る。故に世に銀閣と称す。これまた相公の設くる所にして、その結構は大北山鹿苑寺の金閣寺を模せるもの也。第一重は心空殿と号し、第二重は潮音閣となす。書院に吟月の額あり。このほか所々その名存す。今その処を知らず、惜しい哉」



史料
現代語訳や解説については下記を参考にしてください
『詳説日本史史料集』(山川出版社)
『精選日本史史料集』(第一学習社)
『日本史重要史料集』(浜島書店)
『詳解日本史史料集』(東京書籍)