(s0424)
「城下町」 |
| 『北条記』 |
| 「相州小田原の守護の政道、私なく民を撫しかば、近国・他国の人民、恵みに懐つき家を移し、津々浦々の町人職人、西国・北国より群来る。昔の鎌倉も、いかで是程あらんやと覚ゆる計に見えにける。東は一色より板橋に至る迄、其間一里の程に棚を張り、売買数をぞ尽しける。山海の珍物、琴棊書画の細工に至るまで、尽くさずと言う事なく、異国唐物いまだ聞きも及ばず目にも見ぬ器物ども、幾等と言う事なく積置たり。交易売買の利潤は京の四条・五条の辻にも過たり。民の竈豊饒にして、東西の業繁昌せり」 |
| 現代語訳や解説については下記を参考にしてください |
| 『詳説日本史史料集』(山川出版社) |
| 『精選日本史史料集』(第一学習社) |
| 『日本史重要史料集』(浜島書店) |
| 『詳解日本史史料集』(東京書籍) |