(s0435)

「足利高氏の上洛」

『鎌倉年代記裏書』
「元徳三年八月廿九日、京都の飛脚到着す。去る廿四日、主上窃かに鳳闕を出で笠置の城に篭らしめ給う。よって九月二日、承久の例に任せて上洛すべきの由、仰せ渡し出さる。同五六七日、面々に進発す。大将軍は、陸奥守貞直・右馬助貞冬・江馬越前入道・足利治部大輔高氏。御内の御使は長崎四郎左衛門尉高貞、関東の両使は秋田城介高景、出羽入道道蘊。この両使者は践祚立坊の事と云々。この外諸国の御家人上洛す。都合廿万八千騎」



史料
現代語訳や解説については下記を参考にしてください
『詳説日本史史料集』(山川出版社)
『精選日本史史料集』(第一学習社)
『日本史重要史料集』(浜島書店)
『詳解日本史史料集』(東京書籍)