(s0571)
「天正遣欧少年使節」 |
『イエズス会文書』 |
「賀良佐を以て啓上せしめ候。仍て世主子の今波仁安の伴天連備慈多道留この遠国に至り差渡され、弥々実教の道理等仰聞かされ、其外種々善き事等、御調べの儀成され候。有難く存じ奉り候。 殊更、諸貴理使旦愚老に至るも世界の満足これに過ぎず候。然らば吾等いとこ日向の伊藤せらふにも、此度備慈多道留御供仕るべく候処、当時遠国の居住の間、其儀なく候。併し彼のいとこまんしょ渡海申候間、万端貴意に添えらるべき事□かるべく候。猶、備慈多道留并にまんしょ御口上を用い禿筆を閲し候。恐惶敬白。 天正十年正月十一日 豊州御中 不竜獅子寅(花押) 謹上 世主子今波仁安是羅留尊老 御中 伴天連」 |
現代語訳や解説については下記を参考にしてください |
『詳説日本史史料集』(山川出版社) |
『精選日本史史料集』(第一学習社) |
『日本史重要史料集』(浜島書店) |
『詳解日本史史料集』(東京書籍) |