(s0602)
「大坂の役」 |
| 『藤堂家文書』 |
| 「大御所様、今度の仕合を、御きき成られ、大かたもなく御わかやぎ成られ候間、御満足たるべく候。方々へ御しおき一段とはかまいり、らちのあきたる儀と存じ候。か様の儀、御すきのみちと申し、又ゑさせられ候儀に語御座候へば、何もかも恐れ乍らよきと存計りに候。尚々、貴殿様早々御越し候て、思召の通り、御申上げ成らるべく候。何れも何れも貴面に申上ぐべく候。又申し候。上様、昨ちと御きあいあしく御座候つるが、大さかの仕合を、御きき成られてより、すきすきとよく御なり成られ候。さてさてきとくなる御事と存じ候。(中略)大御所様、御まちかね成らるべく候間、御いそぎ成られ候。(中略)恐々謹言。 慶長十九年十月二日 正純(花押) 藤いつみ様」 |
| 現代語訳や解説については下記を参考にしてください |
| 『詳説日本史史料集』(山川出版社) |
| 『精選日本史史料集』(第一学習社) |
| 『日本史重要史料集』(浜島書店) |
| 『詳解日本史史料集』(東京書籍) |