(s0686)
「年貢増徴」 |
『西域物語』 |
「神尾氏が日く、胡麻の油と百姓は、絞れば絞る程出る物なりと云り。不忠不貞云べきなし。日本へ漫る程の罪人共云べし。此の如きの奸曲成邪事は消失がたきものにて、渠が時の尹たる享保度の御取箇辻を以て、当時の規鑑となるは歎敷に非ずや。故に猶農民の詰りと成り、猶間引子するを恥辱とせず。次第に農民減少する故、租税も又減少するなり。租税減少する故、庶子も又貧窮するなり。ここに於て間引子の悪癖萌して次第に迷とせんとす。是又悪騒の萌と成なり。是、治乱・存亡・興廃の因てでる境界なり」 |
現代語訳や解説については下記を参考にしてください |
『詳説日本史史料集』(山川出版社) |
『精選日本史史料集』(第一学習社) |
『日本史重要史料集』(浜島書店) |
『詳解日本史史料集』(東京書籍) |