(s0722)
「石門心学」 |
『都鄙問答』 |
「日く。道は楽むべきことなるを、困ことを学ぶとは如何なることぞ。 答。譬ば此に相駕篭□二人の者あらん。一人は力強く、一人は力弱し。強は苦まず、弱は苦む。苦めども駕篭を□ゆへ飢ことを免る。駕篭に出ざれば、乞食と成て路道に立なり。道を行ふことも此の如し・我ら如きは力弱駕篭□に同じ。苦みながらも行ふゆへに、不義に陥いらず。是を以て心安し。又心を知らざる者は、常に苦み有て、言葉の上に見。然れ共その恥を知らざるゆへに、学ぶ志立ざるなり」 |
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現代語訳や解説については下記を参考にしてください |
『詳説日本史史料集』(山川出版社) |
『精選日本史史料集』(第一学習社) |
『日本史重要史料集』(浜島書店) |
『詳解日本史史料集』(東京書籍) |