(s0728)

「西廻り海運」

『高田榊原藩日記』
「羽州延沢・大山・漆山領御城米、江戸御蔵へ相廻し候儀、前々は入札に仰付けられ候へ共、当亥の御城米、御試しとして公儀より御直廻しに成され、手廻しの儀川村瑞賢に仰付けらる。これに依り大坂並びに塩飽にて廻船雇ひ申す儀、其の外御城米の儀に付、用所これ有る節、瑞賢手代方より相達し候はば、御用滞りなき様御差図有るべく候。且又右の御城米船江戸へ相廻り候節、難風の時分、海辺の者油断仕る間敷の旨、並びに兼ねて仰付いえらるる御条目の表相守り候様、秋田より江戸迄浦々湊中へ御老中より廻状遣はされ候。我等共方よりも猶又各御支配の地へ申触れるべく尤に候。(中略)
  亥十二月廿一日」



史料
現代語訳や解説については下記を参考にしてください
『詳説日本史史料集』(山川出版社)
『精選日本史史料集』(第一学習社)
『日本史重要史料集』(浜島書店)
『詳解日本史史料集』(東京書籍)