(s0792)
「農村の疲弊」 |
『宇下人言』 |
「さるによりて在かた人別多く減じて、いま関東のちかき村々、荒地多く出来たり。やうやう村には名主ひとりのこり、その外はみな江戸へ出ぬといふがごとく、末にのみわしりけり。…天明午のとし諸国人別改られしに、まへの子のとしよりは諸国にて百四十八万人減じぬ。この減じたる人みな死うせにしはあらず。只帳外となり、又は出家山伏となり、又は無宿となり、又は江戸へ出て人別にも入らずさまよひありく徒とは成りにける」 |
現代語訳や解説については下記を参考にしてください |
『詳説日本史史料集』(山川出版社) |
『精選日本史史料集』(第一学習社) |
『日本史重要史料集』(浜島書店) |
『詳解日本史史料集』(東京書籍) |