(s0832)
「ハリスの抱負」 |
『日本滞在記』 |
「1856年8月19日条 我々は今日、九州の沿岸から東約70哩にあるが、この海は人間に関するかぎり一つの砂漠のようであるー一艘の船も、ジャンクも、ボートも、如何なる種類の舟をも見ないーそして、このことは、合衆国よりも人口稠密な帝国 an empire の海岸に近づいてからも、なお同じである!太平洋の対岸の、渦巻く生活と、なんという対照であろう! 私は、日本の駐箚すべき文明国からの最初の公認された代理者となるだろう。このことは、私の生涯に一のエポックをつくるものであり、日本における諸事物の新しい秩序の発端となるであろう。私は、日本と、その将来の運命について書かれるところの諸々の歴史に、名誉ある記載をのこすように身を処したいと思う」 |
現代語訳や解説については下記を参考にしてください |
『詳説日本史史料集』(山川出版社) |
『精選日本史史料集』(第一学習社) |
『日本史重要史料集』(浜島書店) |
『詳解日本史史料集』(東京書籍) |