(s0838)

「橋本左内の国内改革構想」

『橋本景岳全集』
「大変革相始め候に就ては、内地の御処置、此迄の旧套にては相済まず。第一、建儲第二、我公・水老公・薩公・位を国内事務宰相の専権にして、肥前公を外国事務宰相の専権にし、それに川路・永井・岩瀬位を指し添え、そのほか天下有名達識の士を、御儒者と申す名目にて、陪臣・処士に拘わらず選挙致し、此も右専権の宰相に派別に致し付け置き、尾張・因州を京師の守護に、その指し添えに彦根・戸田位、蝦夷へは伊達遠州・土州侯位相遣し、その外の小名有志の向を挙用候はゞ、今の勢にても随分一芝居出来候はんかと存じ奉り候」



史料
現代語訳や解説については下記を参考にしてください
『詳説日本史史料集』(山川出版社)
『精選日本史史料集』(第一学習社)
『日本史重要史料集』(浜島書店)
『詳解日本史史料集』(東京書籍)