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「大塩乱の影響」

『三川雑記』
「一、大塩が乱を何れも心地よしと思ふやうなる人気になりたり。尤もの事な れども、ごまめの歯ぎしりなりと評す。されば恐れ多き事ながら今までの 御政事に尤もの事なければ、大塩の云事が尤もつくなり。こまりたる世な りけり。(中略)
一、大塩事を、上方筋又は東海道にてその人を称して、もし此の如き人の政 をせば、よく太平になるべしとなり。到る処にその事をとくとぞ。(中略)
一、江戸中の人みな大塩をあはれみひいきす。東海道を下る人の云しには、 到る処大塩を称し居るとぞ。又大坂の事をきくにやかれたる者どもも、や はり大塩の事をほめる由なり。今の政の正しからざるをこれにて知るべし」



史料
現代語訳や解説については下記を参考にしてください
『詳説日本史史料集』(山川出版社)
『精選日本史史料集』(第一学習社)
『日本史重要史料集』(浜島書店)
『詳解日本史史料集』(東京書籍)