(s0862)

「水油問屋仲間」

『日本財政経済史料』
「一、文化五戌辰年、十組菱垣廻船積仲間と称ふる組合を定められ、当時下り 油問屋も仲間株式を定め、問屋鑑札を下附せらる。同十二月十組仲間は冥 加金上納を聴容せられて、該油問屋は毎歳金五百両を収納す。
一、天保十二辛丑年、諸問屋組合及び株式の法を停止せらる。因て水油問屋 は、仲間組合を解散すと雖も、此の組合に存在せる所の営業人は、従前の 如く申合をなして、堀江町二丁目に集会所を設け、隔日問屋仲買等集合し て売買をなせり。
一、嘉永四辛亥年、諸問屋の再興ありて、水油問屋も再興せらる。因て従前 の手続きを以て組合を定め、更に会所を堀江町へ設け、これを町年寄役所 へ具申して認可を得たり」



史料
現代語訳や解説については下記を参考にしてください
『詳説日本史史料集』(山川出版社)
『精選日本史史料集』(第一学習社)
『日本史重要史料集』(浜島書店)
『詳解日本史史料集』(東京書籍)