(s0864)

「物価値下げ令」

『御触書集覧』
「諸色値段の儀は、元方相場を見合せ売買致し候得共、職人手間賃は元方に拘らざる品なれ共、地代店賃引下げ候に随ひ、商品は勿論諸職人手間賃・人足賃に至る迄引下げ候道理にこれ有り候処、稀には御趣意を相弁へ引下げ候向もこれ有る哉に候得共、聊かの儀にて惣体の響にも相成らず。右は畢竟地主共沽券高の歩合に当り候程の地代店賃取立て候故、自然高値にも相成り候間、何によらず都て寛政度以前の振合に見合せ値段引下げ、諸職人手間賃・人足賃の儀も地代店賃引下げ候上は、同様の振合に立戻り早々引下げ候様致すべし。若し心得違ひのものこれ有り相用ひざるにおゐては、吟味の上急度沙汰に及ぶべく候条、町中洩れざる様触れ知らすべきものなり。
  天保十三年寅四月」



史料
現代語訳や解説については下記を参考にしてください
『詳説日本史史料集』(山川出版社)
『精選日本史史料集』(第一学習社)
『日本史重要史料集』(浜島書店)
『詳解日本史史料集』(東京書籍)