(s0875)

「島津久光の参与会議構想」

『続再夢紀事』
「文久三年十二月五日条
公卿方の優柔不断、実に云うべからず。已に決したる事も、容易に実施せられず。斯くては武家にて如何ほど勇決するも其の詮なく、到底大事は行はれがたし。故に、賢明諸侯を朝廷に召され、議奏の内に加へられ然るべしとの事なりしが、衆議これを是とせられけれど、武家より申出すべき事ならねば、如何はしべきとて、尚又、衆議を凝されし上、薩侯、その周旋を負担せらるゝ事に決せられき」



史料
現代語訳や解説については下記を参考にしてください
『詳説日本史史料集』(山川出版社)
『精選日本史史料集』(第一学習社)
『日本史重要史料集』(浜島書店)
『詳解日本史史料集』(東京書籍)