(s0881)

「水野忠徳の朝廷批判」

『懐往事談』
「然れ共、夫にても御聴納これ無くば、日本全国を挙て焦土にせざるが御天職にてましますなり。其の御天職を尽させ玉ふ御為には如何なる思召も枉させ玉ふべきに、焦土となるも攘夷を行はんとは、恐れながら御一己の御好を以て天下に易させ玉ふと申すものにて候ふ、然る上は恐惶の至なれども、御譲位を促し奉るか否らずば都の外へ行幸なし奉るの外は候はず」



史料
現代語訳や解説については下記を参考にしてください
『詳説日本史史料集』(山川出版社)
『精選日本史史料集』(第一学習社)
『日本史重要史料集』(浜島書店)
『詳解日本史史料集』(東京書籍)