(s0886)

「松平慶永の禁門の変への論評」

『続再夢紀事』
「元治元年九月二日付
前々七月十九日、鳳京へ長毛人乱入、終に宮掖に向ひ奉り発炮す、高示の如く、長賊本心を顕はし、先々一時の動乱、速かに静定す、この上なく恐悦と存じ奉り候。実に長賊は悪むべきの甚敷、第一朝敵の名号、赫々明白、共に天を戴かざるの仇□と存じ奉り候。千古無比の大変、往古乱臣賊子これ有り候得共、斯の如く、王城に向い奉り、発砲等の儀はこれ有る間敷、尊氏・北条にもまさり候大姦大悪と存じ奉り候」



史料
現代語訳や解説については下記を参考にしてください
『詳説日本史史料集』(山川出版社)
『精選日本史史料集』(第一学習社)
『日本史重要史料集』(浜島書店)
『詳解日本史史料集』(東京書籍)