(s0980)
「開国和親の布告」 |
『法令全書』 |
「外国の儀は、先帝多年の宸憂に在らせられ候処、幕府従来の失錯により、因循今日に至り候折柄、世態大に一変し、大勢誠に已むをえさせられず、此の度朝議の上、断然和親条約取結ばせられ候。就ては上下一致、疑惑を生ぜず大に兵備を充実し、国威を海外万国に光耀せしめ、祖宗先帝の神霊に対し答え遊ざさるべき叡慮に候間、天下列藩士民に至る迄、此の旨を奉戴し、心力を尽し、勉励これ有るべく候事。 但し、此れ迄幕府に於て取結び候条約の中、弊害これ有り候件々、利害得失公議の上、御改革在らせらるべく候。猶、外国交際の儀は、宇内の公法を以て取扱これ有るべく候間、此の段相心得申すべく候事」 |
現代語訳や解説については下記を参考にしてください |
『詳説日本史史料集』(山川出版社) |
『精選日本史史料集』(第一学習社) |
『日本史重要史料集』(浜島書店) |
『詳解日本史史料集』(東京書籍) |