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「佐田伯茅建白ー征韓論」

『西南記伝』
「朝鮮皇国を辱むる也。皇国豈に皇使を下し以て其の罪を問わざるべけんや。朝鮮守るを知りて攻むるを知らず、我を知り彼を知らず。其人探沈狡獰、固陋傲頑、之れを覚せども覚えず、之れを激せども激さず。故に断然兵力を以てここに□まざれば、則ち我用を為さざる也。況や朝鮮皇国を蔑視し、謂う文字は不遜あり、以て皇国に耻辱を与う。君辱づかしめらるれば臣死す。実に天を戴かざるの寇也。必ず之れを伐たざるべからず。之れを伐たざれば則ち皇威立たざる也。
(中略)皇国を一大城と為せば則ち蝦夷・呂宋・台湾・満清・朝鮮の若きは皆な皇国の藩屏也。蝦夷は既に開拓を創め、満清交うべく、朝鮮伐つべく、呂宋・台湾は手に唾して取るべきなり」



史料
現代語訳や解説については下記を参考にしてください
『詳説日本史史料集』(山川出版社)
『精選日本史史料集』(第一学習社)
『日本史重要史料集』(浜島書店)
『詳解日本史史料集』(東京書籍)