(s1008)

「神風連の乱」

『西南記伝』
「夫れ政府文武官吏の職任たるや、上、聖上を輔弼し奉り、下、万民を保全死手、専ら外邦の侮を禦ぎ、海内の治平を致すべきものたるに、却て醜虜に阿諛し、我国固有の刀剣を禁諱し、陰に邪教の蔓延を慫慂し、終に神皇の国土を彼に売与し、内地に雑居せしめんとするのみならず、畏くも聖上を外国に遷幸なし奉らんとするの姦謀を旋らすと聞く。其大逆無道、神人共に怒る所の国賊たるや、更に弁を待たざるなり。是に因て、我等臣子の情誼、雌伏するに忍びず、上は玉体不測の御危難を防禦し奉り、下は万民塗炭の苦患を解かんが為め、畏くも神勅を奉じ、諸国同盟の義兵と共に姦邪の徒を誅鋤して、以て皇運挽回の基を開かんと欲す」



史料
現代語訳や解説については下記を参考にしてください
『詳説日本史史料集』(山川出版社)
『精選日本史史料集』(第一学習社)
『日本史重要史料集』(浜島書店)
『詳解日本史史料集』(東京書籍)