(s1015)
「西南戦争」 |
『鹿児島県庁日誌』 |
「明治十年九月二十四日付 午前第四時をもって兵を発してその四面より突進す。賊徒大いに狼狽し、左にのがれ右にのがれ前にさけ後にうたれ、あるいは林薮にひそみ、あるいは山谷にころび、あるいはその穴を失し他の穴にはいり、一穴に群入して叢刺せらるるものあり。白旗をふって哀をこうものあり。ときに西郷隆盛ら逃走して山下にいづ、官兵これをうつ。銃丸その小腹をつらぬく。従兵急にその首をはねる、実に本日午前七時過ぎなり。たたかうものすでにたおれ、のがれるものすでにくだり、賊類まったく尽く」 |
現代語訳や解説については下記を参考にしてください |
『詳説日本史史料集』(山川出版社) |
『精選日本史史料集』(第一学習社) |
『日本史重要史料集』(浜島書店) |
『詳解日本史史料集』(東京書籍) |